地上からの農薬散布に比べ、手間や労力を数十倍効率化。たとえば従来の管理機では1ヘクタール辺り30分程度かかっていた散布作業を、MG-1では約10分のフライトで終了させます。また、圃場ごとに洗浄する必要もなく効率的かつ衛生的です。
従来の無人ヘリでは散布をおこなうのが難しかった、中山間部や狭小地。機体がコンパクトで小回りのきくマルチローターなら、入り組んでいる空間や狭いスペースでの散布も安心して行うことができます。
機体側面に取り付けられた衝突回避レーダーにより、最大で30m先の障害物を検知し、障害物に接近すると、機体は自動的に停止します。電柱や電線などの障害物を認識し、未然に事故を防ぐ安心機能です。
MG-1は機体サイズはコンパクトでもタンクは大容量。一度の作業で約1haの範囲に散布出来る10Lの液体をタンク内に搭載できます。さらに液体注入口が大きく、タンクの横についているので、液体の注入、取り外しや洗浄も簡単です。
IEC(国際電気標準会議)によって定められている防塵・防滴の保護規格を高いレベルでクリアしています。四季を通して、自然のなかで突然の風雨にさらされながら行うことも多い農薬散布という厳しい作業環境にも、柔軟に対応します。
DJIの高性能A3フライトコントローラーが実現するのは、揺るぎない信頼性。外部の振動でタンク内の液体が揺れ動いた場合でも安定して飛行します。また冗長性を確保し安全性を強化。1つのセンサーに不具合が生じても他のセンサーがフライトを維持します。
機体に搭載した高精度マイクロ波レーダーが地形を認識することにより、機体の高度を精緻に維持します。作物からの距離を一定に保つことができ、農地の起伏にかかわらず液体を均一に散布します。
送信機には、強い日光の下でも見やすい5.5インチの高輝度ディスプレイを採用。さらに最大5時間の稼働時間を実現し、屋外での長時間の作業も安心しておこなえます。必要最小限のボタンやスイッチだけが付いたシンプルな送信機なので、誤操作の心配もありません。
1つのバッテリーで最大22分間*のホバリングが可能です。充電時間はわずか約40分。安定した電圧供給により劣化を低減することでバッテリー寿命が延びます。またカバー装着により耐久性も向上。バッテリー残量や寿命も一目で確認できます。*無積載の場合。風速3m/s未満の海抜≒0mで測定。
フレームアームを折りたためば、半分ほどの小さなサイズに大変身。軽トラックに2機を積めます。しかもセットアップは工具なしで誰でも簡単におこなえます。高強度カーボンファイバー製の機体は耐久性に優れながら驚くほど軽量。倉庫から軽トラックへ、軽トラックから農地へ。1人でも軽々と持ち運びができ、場所を選ばす楽に収納することができます。