NX1899シリーズ – NX1903

NX がバージョンUPし、NX1899シリーズ NX1903 を
インストール、セッティングしました。

CATIA 同様、全インストールとした方が良さそうでしたので、
そのまま完全インストールしました。

そして起動!

試しに、契約していないライセンスのコマンドを押してみたところ、
”このアプリケーション用のライセンスは使用できません。”
と、出ます。当然ですね。

しかし、押すコマンド(例えば、車両設計自動化-車両パッケージ)によって、
このウインドウの ” OK ” を押しても押しても押しても・・・・、
ずっと出ます。。。

結果、強制終了しか選択肢がなくなりました。
タブを隠す、等を行い、気をつけましょう。

材質違いでの重心-CATIA

161013

材質違いの部品があり、全体での重心を調べたい時。
CATIA では、しっかりとマテリアルを認識してくれます。
(画像は、左がスチール、右がプラスチック)
設定さえすれば、重心が簡単に分かるので、楽ちんです!!

NX でもマテリアル割り当ては出来るのですが、
重心コマンドでは、マテリアルの認識までは行ってくれませんでした。
(単に、体積だけでの重心が出ます)

ちなみに最近注目しています、Fusion360 も CATIA 同様、
マテリアルを認識して重心を出してくれますよ!

NX9

150512
NX9.0 になりました。
まだ細かいセッティングが出来ていませんが、
とりあえずフローティングライセンスで起動出来るようになりました。
弊社内では、Window8 や Wiondow7 が混在しているので、
いろいろと厄介でした・・・。

IGES変換による面の連続性

IGESデータのインポート時の設定

101015_0

・① CATIAで作成した状態 (ベース)

101015_1_moto

・② IGESにて エクスポート
    ⇒ インポート (設定は、自動最適化-デフォルト設定)

101015_3_auto002

・③ IGESにて エクスポート
    ⇒ インポート (設定は、拡張最適化 (数値は 0.02 ) )

101015_2_no

・④ IGESにて エクスポート
    ⇒ インポート (設定は、最適化なし)

101015_4_auto

・⑤ IGESにて エクスポート
    ⇒ Rhinoceros にて インポート、エクスポート
      ⇒ CATIA にて インポート (設定は、自動最適化)

101015_5_rhino

・⑥ IGESにて エクスポート
    ⇒ NX5 にて インポート (連続性チェック)

101015_6_nx00

・⑦ IGESにて エクスポート
    ⇒ NX5 にて インポート、エクスポート
      ⇒ CATIA にて インポート (設定は、自動最適化)

101015_6_nx01

・⑧ 上記をトリム解除 ⇒ 再トリム

101015_6_nx02

①~⑧まで、画像がありますが、順番に説明します。
その前に
http://kaga-sozo.co.jp/blog/?p=80
でも書きましたが、 IGES取り込みのオプション違いにより、
インポートされた面が最適化される、といった内容があったかと思います。
その最適化により、面の連続性に影響が出るという説明です。
それに合わせて、エクスポート、インポートでも、影響が出る説明も
合わせて行います。

①。 CATIAで面を作成した状態です。
黄色の部分に、連続性エラーが出ています。
(MAX 0.044° - 黄色は、0.03° 以上の部分です。)
この部分は、片方だけがトリム面(画面の上の面)です。
また、面は、フリースタイルで作成しております。
(NURBS面では、結果が違ってきますので。。。)

②。 エクスポートし、そのままインポートしなおした場合です。
この時の取り込みオプションは、デフォルト設定の”自動最適化”です。
連続性の数値は、同じで、MAX 0.044° となっており、
0.03° 以上の範囲も、殆ど同じとなっております。

③。 ②と同じですが、取り込みのオプションを、
”拡張最適化 - 数値 0.02 ” です。
この場合では、連続性に影響が出てきます。
MAX 0.084° となり、0.03° 以上の範囲も多くなっています。
結果として、この拡張最適化は、使用しない方が良いということになります。

④。 ②、③と同じですが、取り込みのオプションを、
”最適化なし”の場合です。
結果としては、②のデフォルト設定-自動最適化と同じとなりました。
(この設定は、あまり使用しないと思います。
と、いうのも、他にも理由があって・・・。それは、いずれ、また説明を。)

⑤。 エクスポートしたデータを Rhinoceros で取り込みました。
(ライノセラスにて、面の連続性をチェックしたところ、
CATIA とほぼ同じ結果でした。)
Rhinoceros で取り込んだ後、そのままエクスポートし、
CATIA へインポートした状態です。
結果は、MAX 0.045° となったぐらいで、
0.03° 以上の範囲もあまり変わりません。
ですので、 Rhinoceros から IGES だからといって、
すべての連続性が無くなるわけではないということですね。
元面がしっかりしていれば、何ら問題無いようです。

⑥。 ⑤と同じように、今度は、 NX5 に取り込みました。
チェックしたところ、CATIA で出た数値、範囲とほぼ同じでした。
(ヒゲが出ているところが、0.03° 以上の範囲です)

⑦。 NX5 で取り込んだ後、そのままエクスポートしたものを、
CATIA で取り込みました。
結果は、MAX 0.217° で、0.03° 範囲も、増えました。

⑧。 ⑦の状態で、エラーが増えた範囲がトリム面の端末ということもあり、
トリム解除 ⇒ 再トリム を行って、チェックしてみました。
結果は、MAX 0.043° となりましたが、
何故か、0.03° 範囲が、若干違ってきています。
よって、NX5から出るIGESデータのトリム面の精度が悪いということです。
NX5のエクスポートオプションを今度調査してみますが、
向上しないのではないかと思われます。
なので、出来れば、NX5 ⇒  といったことは極力しない方向で
進めるべき、ではないかと思います。

以上です。

G2フィレット 弦指定フィレット

最近、ネタが無くなって来た感がありますが・・・。
気にせずに、マイペースで更新していきます。

CATIA に限らず、最近では、いろんなCADで、G2フィレットが
張れるようになってきている感じのようですね。
(確かめていないので、どこまでのG2フィレットなのか、不明ですが。。。)
例えば、SolidWorks , Pro/E , Autodesk Inventor 等かな。。
ただ、1コマンドで作成できるか?、追加ライセンスが必要なのか?、
また、その時の費用はどうなのか?、等は、不明です。
( NX は、いろいろと問題有るのですが、出来るようです。。)
また、同じように、弦指定フィレットも出来るようになっているCADも
多くなってきているようです。(こちらも、作成条件等、不明です。。)

と、その中でも、G2フィレットでの話しですが、
CADによって、結果が違っている感じです。
計算の理論(定義)は同じなんでしょうが、若干、違うのです。
ですので、別CADで作成してある面と作成し直した面とのつながりが、
多少なりとも、ずれる、結果になったります。
そうしますと、ハイライトの流れで、微妙につながらない場合や、
元面への ぼかし、を入れた場合などは、微妙なのですが、ハイライトがうねる、
ような結果にならざるを得ないのです。
それが問題になるようであれば、流れの面をすべて、修正するか、
もしくは、単純にG2フィレット作成して終わり、ではなく、元面のG2面のように、
微調整をかけていく(G3風にする)、かの、どちらかになります。
・・・、実は、修正範囲が少なくても、こういった手間が結構かかるのです。。。。
と、そんな話でした。。

UG (NX5)のいろいろ(曲率表示・非表示)

曲率の表示・非表示をショートカットキーに割り当ててつかう。
090410_3

先に線をアクティブにしてから、解析→曲線→曲率を選ぶ
すると、曲率が表示されます。



あれ、曲率が消えない!!っと思った方もあると思います。
実は、もう一度
解析→曲線→曲率を選ぶときえすよ。
090410_4
そこで、ショートカットキーに割り当ててくと
表示・非表示簡単に行えます。

UG(NX5)のいろいろ(アイソパラメトリック曲線)

曲線を抽出の中のアイソパラメトリックを使ってますか?意外と便利!?
090410_1

曲線の抽出でエッジの曲線やシルエットとはよく使うとおもいますが
アイソパラメトリックもなかなかつかえますよ。

(個人的な意見ですか・・)

090410_2

U・V(面の中の方向)を選び曲線カウントを入力すると
その数の面内線を作成します。


例えば、面の中心ぐらいの曲率をみたいとは、
アイソパラメトリックで線を作成し、その線を曲率表示する。
など、ほかにもいろいろ使えると思っています。

高品質サーフェース、モデリングについて

さて、4月に入りましたね。
こちら石川県加賀市では、桜、今が最高です。。。。

090409_1

090409_2

090409_3

本題に。
画像ですが、上から、NX , CATIA , Rhinoceros です。
”クラスA”などと呼ばれる、高品質のサーフェース面ですが、
実際、作業をすると、かなり大変です。
(”クラスA” - メーカーにより、詳細評価が違いますが、
面の連続性、隙間、曲率、ゼブラやハイライトの流れに規定があるようです。
上の画像のデータは、面の連続性0.05°以下、面隙間0.001mm以下、
ゼブラ、ハイライトの歪みは無い状態、としてあります。
また、CATIA でのゼブラ表示ですが、フリースタイルでは、
ちょっと問題有りな為、(ゼブラでも見ますが、)弊社では、
環境マッピングで視覚的評価をするようにしています。)

最近は、評価機能だけは、極端に上がっており、
その評価でOKとなる面データを作成する工数が、大幅に増えます。
しかーし、中々、その増える工数というのを理解して
頂けないことが多いですね。。(分らないでも無いですが・・)

品質を上げて、工数を下げる努力していますが、
正直、かなり難しいですが、頑張っております。。。。
中々一筋縄ではいきませんね・・・。